2004年08月23日

[PIM] 携帯とPDAと紙

携帯とPDAと紙

PDAを詮索した結果、「・・・PDAっているか?」
という結論に・・・。

<昨今のPDAとは?>
単機能でも使いやすい情報端末でいい。カメラなぞいらん・・とか言っても、同時に携帯している「携帯電話」がすでに包括してしまっている。
ただ単純に、携帯電話の補助的な機能を探し求めていたに過ぎないような気がしてならない。

<Palm/Clie陣営>
昨日も、PEG-NX73Vを箱から取り出し、再度機能をチェックしてみた。
よくよく見ると、Palm/Clieの使い勝手を再認識、ハードスペックはPocketPCに劣るものの、ソフトウェア的な利点が随所に見えてくる。とにかく「サクサク」に動作するのだ。
マルチタスクで高度なWindowsCEは、起動すればそのままメモリ上に残り、無駄なリソースを食いつぶしていく作りになってる。数日経てば、アプリの切り替えだけで、数秒待たねばならない。(PPCユーザーはこれが当たり前になっている・・のが問題)
Clieは、本当にサクサク。それもそのはず、シングルタスクのシンプルなOS構造のため。
閉じれば「ウィンドウを閉じる」だけWindowsCEと、閉じると「終了する」Palm/Clieの違いがここにある。移行の時に感じる違和感はこれが大きい。
ちなみに、リナザウは「終了する」ほうである(メモリに常駐するように設定もできる)

<紙>
いまだに、机の上には付箋紙やらメモ帳とかの「紙」があり、無造作にそれを利用してしまっている。それもそのはずで、ペンを取り>紙の上に移動>ペンをおろす・・で、作業に入れる。これも数秒だ。
しかし、PDAや携帯だと、本体探す>(略)>本体見つける>人目を気にする>電源スイッチを入れる>数秒待つ>スタイラスを取る>本体持ち替える>メニュー探す・・・・・・・・と、おそろしく手間がかかるのだ。
※携帯だと、本体探すとか、人目、スタイラスとかないので、多少楽・・
端末の高機能化、ただ単純に、無線LANが付いているだけに数万円、カメラが付いているだけで数万円、バッテリー寿命、USBクレードル携帯・・とか、単純なもんにもユーザーは血眼になってしがみつくのは、ほんのささいな手間も「嫌」なのである。
最強のデバイス、「紙」。その次が、携帯電話?

<最強のPIMデバイス>
かと言って、パソコンのOutlookとかで管理しているメールやPIMデジタルデータをいちいちアナログデータへ(紙の手帳へ転記)落とすのはあまりにアホぉらしなので、ここで、やるだけ手軽なデジタルデバイスを探すことになる。
#Outlook/PIMデータを、印刷してもいいけど、・・ちょっと違うしね。

 PDAは、5万円前後
 携帯は、3万円前後
 #海外に行けば、スマートフォンなるPDA+携帯が10万位(うらやますい)

PDAは正直、PocketPCを押したいが・・Palm/Clieが一番。
携帯電話は、AUのMySyncが使えて、USBクレードルの自動同期が使える機種、CasioのA5406CAやA5407CAがある。
(東芝A5506TはBlueToothが付いているんだけど、PIM同期できないんだってさ)

A5406CAのPIM機能はいかほどのものか知らないんだけど。かなり気になる存在。以前、
C3012CAというカシオ端末とMySyncと使っていたが、ケーブル接続が面倒で手軽にPIMという事はできなかった。
#W11Kを購入して間もないので、しばらく我慢しなきゃならないんだけど・・

<最後にClieはどうかなぁ>
Clieは、TJ37とTH55があって、それぞれ2万と3万でゲットできる。
※デカイだけのNXシリーズは除外。入門機のSJもとりあえず除外。
これは、PocketPCに比べたらとんでもなく安くて、最新のWindowsMobile2003は、大体4万半ばから5万円前後って辺り。(カメラが付いているとなると、とんでもなく高額なデバイスしかない)
TH55には、SONY謹製の最強に強まった(実験的?)Clieオーガナイザを搭載し、カメラや無線LANを内蔵している。これで3万弱で購入できるのだから、激安としかいえない。赤字覚悟かもね(海外モデルには、BlueToothが付いてるんだけどな)

別にClie信者でもないが、いま利点として気づいているもの。
 ・320*480の高解像度
  実際に書くと分かるが、手書きやメモの使いやすさ、一覧性など勝手が全然違う
 ・動作がキビキビ
  PocketPCとは比べものにならないほど、瞬時に動作してくれる。
 ・バッテリー動作
  シンプルが故にバッテリー持ちがいい
 ・価格が安い
  SONYさんの企業努力に感謝

悪い点
 ・ソフトが無いし、フリーソフトはほぼ皆無
 ・キズが付くと、売りにくい(悪い点か?)
 ・データ同期の親和性のなさ(重大な欠点)
 ・一部ソフトが弱い(MP3対策や、Excel/Word編集不可とかね・・)
 ・メモリースティックしか選べない(SDカードがいいんすけど・・)

<まとめ>
新しいもの好きな人は、PocketPCがいい。
PIMを極めたい人は、Clieに・・なるのかな。
※ここでは、リナザウは、まだ”発展途上”としてます
※VAIO UやシグマリオンなどのHPCも完全除外

(現状では)機能を絞って、携帯するPIMの最強を目指すなら、携帯電話(に内蔵のPIM機能)を使う。という形になりそう。
「人目を気にせず使えるデバイス」としての携帯電話が大きい、携帯を目的としてるそのボディーサイズや重量もPDAには太刀打ちできない。
携帯に搭載していない機能がどうしても欲しい場合、つまり、PIM等はあくまで携帯がメインで、その”補佐的なデバイス”(重要)としてのPDA・・がいいのかも。
それは、辞書なのかもしれないし、カメラ(これはありえない)、メモ帳、データ持ち運び、MP3プレーヤなのかもしれない。
だとすると、リナザウやポポペなんてのも「有り」になる事になる。
PDAの存在価値は、日々「下がりまくって」いるって事になるね。昔、PDAに抱いていたサイバーチックでクールじゃぁん的な幻想は捨てなければならないらしい。

Posted by nabek at 2004年08月23日 10:54 | TrackBack
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